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芝生の庭とコンクリートの庭の表面温度

2021.08.18

こんにちは

 

雨の日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

日に日に雨が降らない時間が増えてきたように思います。

 

そろそろ青空が見たいところですね。

 

さて、ここ数年、日本では大雨による被害がたくさん起きています。

 

そんな中、意外と知られていない川の増水や氾濫の原因のひとつに、

 

雨が地面に染み込みにくいことがあげられています。

 

 

 

 

 

コンクリートやアスファルトによって舗装された地面は雨が染み込みにくく、

 

降った雨が一気に側溝に流れ、川は増水してしまいます。

 

コンクリートやアスファルトと聞くと、道路を想像しがちですが、

 

宅地も同じです。

 

 

 

 

 

 

最近は敷地内の駐車場や庭となる部分までも雑草対策として

 

コンクリートやタイルで固める方が多く、

 

そういった宅地に降った雨は地面に染み込まず

 

一斉に川に流れ込むかたちになります。

 

 

 

 

 

 

 

また、コンクリートの地面に囲まれた家

 

照り返しが強いので夏はとても暑く、

 

建物にも室内空間にも少なからず影響があります。

 

話がだいぶ遠回りになりましたが、

 

タイトルにある芝生の庭とコンクリートの庭は、

 

夏場の表面温度が10℃以上違います。

 

猛暑日にコンクリートの上には立っていられませんが

 

芝生や木陰など緑のある庭は、そこで過ごすことができます。

 

植栽は暑さ対策にもとても効果的です。

 

 

 

シュウメイギク

 

 

 

 

地面を全て固めてしまうのは簡単ですが、

 

本当に心地よい家づくりにつながるのでしょうか。

 

断熱材やサッシ(窓)の性能を上げるということもできますが、

 

せっかく建物で性能のグレードを上げても

 

その周りをコンクリートの地面にしてしまったらもったいないなと思います。

 

 

 

 

 

 

今、大雨の被害が多く出ている日本で、

 

そして暑さの厳しい愛知県で、どういった工夫が出来るのか、

 

もっともっと考えていきたいです。

 

 

芝生のある家 豊橋