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imaizumi blog

向き合える人

2025.09.14

環境問題について考えたことありますか?

 

 

建築屋として考えてはいるものの具体的にどうしているとかあまり行動に移せていない方が

 

 

多いのではないでしょうか。

 

 

そこで、地球環境に大きな影響を与えている産業とされている「建築」。

 

 

日本では、地球温暖化の原因となっているCO2のうち、

 

 

約3分の1が建物のライフサイクルを通じて排出されていると言われていることを再認識しておきたい。

 

 

では実際にどのような場面で建築が環境に負荷をかけているのか、考えてみたい。

 

「資材の生産」「施工」「運用」「解体」という段階に沿って説明します。

 

 

まずは、資材の生産。

 

ここでいう資材とは、建築に使われる材料全般を指していて、特に「木(木材)」や「鉄」「コンクリート」は資材の典型です。

 

木材の調達には森林の伐採が伴い、植物はCO2を吸収するため、伐採行為は結果として、

 

大気中のCO2の量を増やすことになると言えます。

 

一方、鉄やコンクリート、ガラスといった資材を生産するには膨大な熱エネルギーが必要で、

 

これらの熱エネルギーは化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)を燃やして作られるのが一般的で、この際にはやはり大量のCO2が発生します。

 

建築資材の生産段階では上記のようなCO2排出に加え、土壌汚染や海洋汚染などが発生することも少なくありません。

 

 

続いて施工段階では、現場に資材を運搬する際にトラックや船舶、飛行機などによりCO2が発生します。

 

建築現場で使用する重機なども排気ガスを発生させます。

 

また工事に伴って周辺地域の環境にダメージを与えたり、残土や建築の副産物といった廃棄物が発生することも少なくありません。

 

廃棄物の中には有害物質を含むものも多く、土壌汚染などの原因にも繋がります。

 

 

運用段階では、空調や照明、給湯、また付帯する設備(エレベーターなど)の駆動にもエネルギーを消費します。

 

化石燃料を燃焼ことや、電力を使うことにせよ、こうしたエネルギーを発生させる際にはCO2が発生します。

 

そして建物が寿命を迎えたら解体されますが、ここでも環境問題が発生します。

 

解体するための重機から出る廃棄ガスはもちろん、大量の廃棄物を焼却処分する際にCO2が発生します。

 

焼却できない廃棄物は埋め立てなどの方法で処理されますが、この場合も土壌汚染や海洋汚染のリスクは避けることができません。

 

 

こう考えると、建築のあらゆる工程に関して環境に関するところは大きくて、

 

言ったら何をするにも環境問題を無視することは出来ないと思います。

 

では、私たちは何が出来るのか?

 

まず、出来る事から始めたい。わたしが考える一番に出来る事と言えば、生産と施工ですかね。

 

生産で言えば、まずは環境に優しい材料を出来る限り使用する。

 

そういった意味で、『エコボード』という環境に優しい木で出来た断熱材を使用しています。

 

続いて施工では、この材料を使用することにより廃棄物を減らすという事です。いわゆるごみを減らすのです。

 

この材料は、外壁と断熱材を一つの材料で兼ねるので結果的にゴミが減ります。

 

 

そして、運用に関しては、勿論エネルギー消費量は適切な計算のもと、

 

随分と減っています。これは、もう何処の建築屋さんでも当たり前におこなっていると認識しています。

 

 

加えて、最後に解体です。もし万が一、解体される事となっても我々の設計する建物には、

 

出来る限り化学製品を使用しない為に、解体時に環境問題となり難いと考えています。

 

 

以上が建築と環境問題についてですが、

 

これからの建築業界は、もっともっと未来の子供たちの為にも環境について考えるべきだと思っていて、

 

まずは、使用する材料について化学製品をやめましょう。

 

私は、強く訴えたいと思っています。

 

 

このように、われわれも環境問題に真剣に向き合いますので

 

お客様の中でも、我こそがという方は是非、環境断熱エコボードでお家を計画していただきたい。

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