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敷地が向く方

2023.11.28

こんにちは。

 

 

 

昨日、新たに計画が始まる「豊橋市西高師町の家」のために

 

 

 

建築地の敷地調査に出掛けました。

 

 

 

今回の敷地は、南側隣地には大きなお家が建ち

 

 

 

東側の隣地には高い擁壁が建っているため

 

 

 

採光と風を取り込むためには、少し工夫が必要になりそうです。

 

 

 

 

 

 

土地選びをする際に、よく「南に向いている土地が良い。」と

 

 

 

言われる方も多いのですが、実は全くの南向きの敷地は

 

 

 

日当たり、風通し共に不利になりやすいことはご存じでしょうか?

 

 

 

まずは日当たりについて。

 

 

 

 

 

 

上の図は、1日の太陽の動きに対する建物の影の様子を表したものです。

 

 

 

真南に向けた建物の場合、建物北側には1日中日の当たらない面が出来てしまいます。

 

 

 

 

 

 

対して、敷地、または建物が南に対して振っている場合には

 

 

 

建物4面に日を当てることが可能となります。

 

 

 

風については、地域ごとの「卓越風」を意識してあげると良いと思います。

 

 

 

風は地域ごと、季節ごとに吹きやすい方角が存在します。

 

 

 

気象庁のHPから調査が可能です。

 

 

 

https://www.data.jma.go.jp/risk/obsdl/index.php

 

 

 

このデータから、この東三河の地域ですと

 

 

 

冬は大体、北西方向から

 

 

 

夏は南、南東、東から風が吹くことが多いようです。

 

 

 

以上から、この東三河の地域では、南東当たりに向いた敷地が適していると言えると思います。

 

 

 

とは言え、当然、理想通りの条件の敷地ばかりではないので

 

 

 

建物自体のデザインで以ってカバーをしていきたいと思います。

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