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imaizumi blog

鋼材の選定。

2023.08.03

シビア

 

 

わたしはこの単語が好き。

 

 

そうシビアでありたい。

 

 

という事で、今回もあらゆる所シビアに納めたくて

 

 

鋼材選びにも気を抜かずデティールにとことん拘ります。

 

 

 

 

 

 

こうして、鍛冶屋さんに行って鋼材を実際見て

 

 

完成形をイメージしながらサイズなどを確認し、一つ一つ決定していきます。

 

 

 

 

 

鋼材と一口に言ってもたくさんの大きさがあります。

 

 

例えば、写真のような四角い無垢の鋼材。

 

 

中が空洞になっている角パイプと呼ばれるもの。

 

 

フラットバーと呼ばれる板状のもの。

 

 

たくさん種類があるのですが、もっと細かく言うと

 

 

同じ角材でも作っている工場によって若干の違いがあるのです!

 

 

多分、こんな事あまり知らないと思います。笑

 

 

 

 

 

四角の鋼材で言うと、角の面が大きいか小さいか。

 

 

これは、わたしが求めるところのディティールに大きく関わってくるのでとても重要。

 

 

角パイプで言うと、黒皮がついているかついていないか。

 

 

 

 

 

黒皮がつく事によりどうしても角が柔らかく見えてしまうので

 

 

シャープに見せたいときは、黒皮なしのみがきで進めるようにします。

 

 

 

 

今回もこういった鋼材選びから楽しませていただいております。

 

 

さらには、どれくらいの寸法ならばタップが切れるか。

 

 

これも納まりを考える上で重要なポイントです。

 

 

ビスを鋼材に当てて見て職人さんと相談です。

 

 

ギリギリのラインを攻めていきます。

 

 

最後にもう一つ、小ネタです。

 

 

角パイプって知ってますよね。

 

 

 

 

これって、もともと平らな板を曲げて熔接して出来上がるって知ってました?

 

 

知らないよね。

 

 

良く見てください。

 

 

 

 

赤丸部分が熔接の痕です。

 

 

熔接した後にサンダーで綺麗に仕上げているです。

 

 

とは言え、手で触れば凹凸があり分かります。

 

 

この熔接の面がこちら ↓ にある鋼材も工場によってはあるのです。

 

 

 

 

 

 

という事は、高精度を求めるわれわれからすると、

 

 

少しでも凹凸があってはならないので、その都度

 

 

熔接面を指定するのです。

 

 

これも、最終的な仕上がりに差がつく部分ですね。

 

 

長々と書きましたが、結局は自己満。

 

 

以上、、、

 

 

最後まで、読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

 

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