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こんにちは。
エアコンの2027年問題についてご存じでしょうか?
家庭用エアコンには「省エネ基準」が定められており
現在はその基準を達成しているエアコンもそうでないエアコンも販売可能になっています。
エアコンのカタログで見かけるこのマークは省エネ性を表したもので
緑が省エネ基準「達成」、オレンジが省エネ基準「未達成」であることを意味しています。
この省エネ基準が2027年から現在の基準より約20%改善されることが予定されています。
この基準に対応する為に各メーカーは今まで安く生産していたエアコンのスペックを上げる必要があり
機器本体の価格が大幅に上昇してしまうのではないか?と懸念されているのです。
今までは省エネ基準を達成していないエアコンも普通に売られていましたが
2027年以降は基準を満たしているハイスペックな機器しか市場に出回らなくなります。
つまり、今まで購入できていた安いエアコンが買えなくなるという訳です。
現在はスタンダードなモデルだと安くて5万円程度から購入可能ですが
2027年以降は最低でも10万円以上する可能性が考えられます。
現在、私たちが設計している住宅のスペックでは
30~40坪程度の2階建ての住宅であれば
各フロアに8~12帖用のエアコンが一台ずつあれば
十分、快適な冷暖房が可能ですが
実際には、寝室や子供室などの個室が集中するフロアに関しては
空調が間仕切り壁などで遮られてしまうため
設置個所数が増えてしまいます。
これからは、『小屋裏エアコン』など、設置方法の工夫も
必要になってくるのかな、と考えています。