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FG4

耐震構法SE構法|耐震等級3|長期優良住宅

豊川市の住宅街に建つこちらの住宅は、造成された分譲地の中に位置する旗竿地で

周囲はすべて隣家に囲まれています。

プライバシーの確保が難しい立地でしたが、お施主様からは「庭木に囲まれ、室内からそれらを眺めながら

暮らしの中で季節の移ろいを感じられる住まいにしたい」というご希望をいただき

この二つの要素を両立させる方向で設計が始まりました。

木々の存在をより身近に感じられるよう、庭空間は分散して配置。

開口部は建物の内側に向かって大きく開き、カーテンなどの遮蔽物を必要としない

明るく開放的な空間を生み出しています。

内部と外部が緩やかに交わるLDKは、限られた床面積ながら、対角線の長い広々とした空間となりました。

中庭を挟んでゆるやかに分離されたリビングは、天井の高さや仕上げを変えることで落ち着いた表情を与えています。

背面には大容量の書籍棚を設け、その隣にはリーディングスペースも。

読書の時間であっても、家族の気配を感じながら過ごせる空間です。

キッチンにはわずかに屈折させたオリジナルのダイニングテーブルを組み込み

ダイニング、リビング、中庭を一望できる設計としました。

屈折のある配置により、二つの空間が自然につながり、家族の時間が穏やかに流れるよう工夫しています。

中庭には大きなウッドデッキを設け、家族でのバーベキューやプール遊び

夜には木々を眺めながらの晩酌など、さまざまな暮らしのシーンを楽しむことができます。

住宅街の中にありながら、外の光や風、季節の移ろいを日常に取り込める、心地よく豊かな住まいです。