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耐震構法SE構法
設計:スタジオグラッペリ
施工:株式会社kotori
湖西市の南側道路に面した、決して広くはない敷地に建つ住宅です。
限られた空間の中で、プライバシーを守りながらも明るく開放的な住まいを目指して設計されました。
ガラスの引戸を開けて入る玄関は、そのまま裏庭まで通り抜けられる土間になっており
外部と内部の中間のような居心地の良い空間を作り出しています。
玄関と室内の間もガラス引戸で仕切られ、正面のキッチンと左手に続く室内が一度に視界に入り、広がりを感じられます。
家族が集うリビングは日当たりの良い南側に配置。
道路よりスキップフロアとして持ち上げることで、大開口の出窓を設けても通行人の視線が気にならず
床から400mmの高さの窓際に腰をかけて、何気ない外の景色を楽しむこともできます。
空間は吹抜けを中心に立体的に螺旋状につながっています。
ダイニングキッチンからスキップフロアでリビングへ、リビングから階段を上がり子供室のある2階の廊下
さらにスロープを上がって主寝室へと続き、家族の動きや気配が自然に感じられる設計です。
コンパクトな三角屋根の外観に象徴的な出窓を配し、内部は吹抜けのホールを中心に折りたたまれたような構成。
家族の声が家じゅうに響き渡り、2階から「お母さん、ごはんまだ?」と声が聞こえてきそうな、温かい日常の情景を想像させる住まいとなっています。


