staff blog
住宅の快適性を語る上で、断熱材の性能は欠かせません。
室温を保つだけでなく、体感として心地よい環境をつくることが重要です。
当社では、その理想を叶える素材として木繊維断熱材をおすすめしています。

木繊維断熱材は、熱伝導率が低いため、
外部から伝わる熱の量が少なく、
冬は寒さを、夏は暑さを室内に伝えにくい特性があります。
さらに、熱拡散率も低いため、熱が伝わるスピードが遅く、
急な温度変化に左右されにくいのが特徴です。
このため、季節や時間帯にかかわらず、室内の温度が穏やかに保たれます。
他の一般的な断熱材と比較すると、その違いは明確です。
| 断熱材 | 熱伝導率 | 熱拡散率 | コメント |
|---|---|---|---|
| 木繊維断熱材 | 0.038 W/mK | 0.09 mm²/s | 伝わる熱の量が少なく、伝わるスピードも遅い |
| グラスウール | 0.040 W/mK | 0.22 mm²/s | 熱は伝えにくいが、熱が伝わるスピードは木繊維の約2.5倍 |
| 吹き付けウレタンフォーム | 0.035 W/mK | 0.13 mm²/s | 気密性は高いが、熱の蓄積感はやや弱い |
| セルロースファイバー | 0.040 W/mK | 0.12 mm²/s | 自然素材だが、熱の伝わるスピードは木繊維より速い |
この表からもわかるように、
木繊維断熱材は熱の量が少なく、伝わるスピードも遅いため、自然な温もりとひんやり感が両立しています。
壁の中で熱をゆっくり蓄え、季節や日射の変化に応じて室内環境を穏やかに整えてくれます。

さらに木繊維断熱材は調湿性や防音性にも優れ、木のぬくもりを感じながら暮らす快適な住まいに最適です。
単なる断熱性能だけでなく、暮らしの質そのものを高める素材と言えるでしょう。
当社では、この特性を活かした設計で、快適性と美しさを両立した住まいをご提供しています。
施工事例や設計プランのご紹介も可能ですので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
prev.
三河で叶える、SE構法の理想の注文住宅
2025.11.21
recommend
-
-
三河で叶える、SE構法の理想の注文住宅
2025.11.21
-
-
揺るぎなき構造
2025.11.18
-
-
精度が生み出す、確かな強さ
2025.11.04
-
-
耐震等級3を取るために必要な設計ポイント
2025.10.10