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軒下の仕上げ

2023.01.21

造作工事が着々と進む西尾市『田貫町の家2店舗併用二世帯住宅』では

 

 

先日、軒下の天井材が施工されました。

 

 

 

 

今回は杉の羽目板と、木毛セメント板で仕上げています。

 

 

 

 

木毛セメント板とは、リボン状に細長く削り出した木材とセメントペーストを混ぜて

 

 

圧縮成形した建材で、元々は塗り壁の下地材として使用されていました。

 

 

ドイツでは100年以上前から使われていて、日本でも関東大震災以降

 

 

震災の復興材として輸入され使用されるようになりました。

 

 

 

当時の震災では火災による被害が甚大だったため、燃焼しない建材として

 

 

戦中・戦後を通して主要な建材として広く使用され始め

 

 

現在、国内では2社で生産されていて

 

 

内装、外装問わず素材感を活かした仕上げ材としても使用されています。

 

 

 

今回は素地を活かしてクリア色のシーラーの塗装のみ行うため

 

 

木毛の表情が豊かな仕上がりに。

 

 

 

完成後、ポーチ灯やアッパーライトで照らされると

 

 

夜間も陰影が美しい魅力的な軒下となります。

 

 

 

 

西尾市『田貫町の家2店舗併用二世帯住宅』は今年5月頃の竣工予定。

 

 

今から楽しみです。