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こんにちは。
日本の木造住宅には、ふたつの大きな節目があることをご存じですか?
1981年の新耐震基準、そして2000年の改正。
ちょうどその間に建てられた住宅を、建築の世界では「81-00住宅」と呼びます。
出典:木耐恊
旧耐震の時代から一歩前進し、「大地震でも倒壊しない」という安心をまとった1981年基準。
しかしその完成度は、2000年以降の厳格な基準にはまだ及ばない。
いわば、『旧と新の“狭間に生まれた世代の住まい”』なのです。
当時の設計は、壁の配置や接合部の扱いが今より自由で
のびやかな間取りが可能になった反面、構造のバランスが偏るケースも見られました。
つまり、見た目には堂々とした佇まいでも
地震の揺れに対しては思いのほか繊細な部分を抱えているかもしれません。
それでも、81-00住宅は今も多くの人々の暮らしを包み、思い出を刻み続けています。
壊すのではなく、守りながら住み継ぐ。
そのために選ばれるのが耐震補強、そして“もうひとつの安心”として考えられるのが耐震シェルターです。
SE構法の技術を応用した『耐震シェルター70K』は
一室を木のフレームで包み込み、普段は寝室や書斎として使いながら
万が一の時には命を守るシェルターへと姿を変える。そんな二重の顔を持つ空間です。
81-00住宅に暮らすということは、時代の狭間を受け継ぐということ。
だからこそ、家族を守る“確かな居場所”をしつらえることが
これからの暮らしのスタンダードになっていくのかもしれません。
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