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花ブロック

2024.03.04

こんにちは。

 

 

 

来週末の9日(土)、10日(日)に開催される

 

 

 

豊橋市向草間の家の完成見学会。

 

 

 

現在、外構工事と造園工事の追い込みとなっております。

 

 

 

今回、外構工事には『花ブロック』をデザインに取り入れています。

 

 

 

 

 

 

『花ブロック』は、赤瓦と並ぶ沖縄ならではの代表的なデザインです。

 

 

 

その形状は様々で、製造元大手である(株)山内コンクリートブロックさんでは約100種類のデザインパターンがあるそうです。

 

 

 

 

 

 

沖縄では戦前は木造の住宅ばかりでしたが、戦後になり米軍が住宅や軍の施設を

 

 

 

つくるために手動のブロック製造機を沖縄に持ち込んだそうです。

 

 

 

それを見た当時の地元企業が、自社で機械を自作し、沖縄で初めてのブロック製造業者になりました。

 

 

 

亜熱帯気候の沖縄は日差しがとても強かったため、日差しを和らげ、影を作って風を通そうという考えのもと

 

 

 

ブロック塀が広がったと言われています。

 

 

 

最初は、ただ積み上げられただけのブロック壁でしたが、それでは家の中に光が入らないため

 

 

 

ブロックの積み方を変えて穴が見える形にし、強い日射しを遮る一方で、穴から柔らかい光と風を取り入れられるようにしました。

 

 

 

これには、外の景色が入り込む開放感を残しつつ、人の視線も適度に遮断しプライバシーを確保する働きもありました。

 

 

 

さらには、その穴を四角や丸に変えてデザイン性を高めた方がいました。

 

 

 

沖縄を代表する建築家のひとり、故・仲座久雄さんです。

 

 

 

 

 

 

こうして、実用性と美観を兼ね備えた花ブロックが生まれ、広がっていったそうです。

 

 

 

今では、そのテキスタイルのような特徴的なデザインと

 

 

 

視線を緩く遮りながらも光や風をほどよく通す機能性から

 

 

 

本土の建築や外構にも取り入れられるようになりました。

 

 

 

豊橋市向草間の家では花ブロックを用いた塀が作られていますが、やはりとても美しいです。

 

 

 

ご興味があれば、ぜひ見に来てください。

 

 

 

豊橋市向草間の家 完成見学会 お問合せフォーム

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