imaizumi blog
持続させることが全て。
家の価値は性能を持続させることが大切です。
いくら新築時に性能が良くても5年で性能が落ちたら意味ないですよね。
このことに気づいている人がなかなか居ない。
日本の住宅の多くは、新築時には性能(UA値)などいい数値が出ているとうたっていますが、
実際に住み始めて数年が経ったときに数値化していませんよね。
それは、間違いなく数値が下がっているからだと私は思います。
というのも、壁の中に劣化する建築資材を使用しているからです。
例えば、気密を取る為に現在多くの工務店などが使用している気密シート、
これは、間違いなく劣化して機密性能を著しく低下させます。
これに気づいていない人が多すぎる。
100年住宅を実現したドイツでは1977年にはこの気密シートの使用が法律で禁止されています。
日本は未だに使用しています。
そこで、弊社は『省エネ住宅』100年住宅の先駆けとなったドイツに習い
『非透湿外皮』の考えをあらため、透湿外皮の考え方を取入れました。
これが、『木学の家』です。気密シートを使用せずに結露を防止するのです。
壁の中に水蒸気が入ると結露が発生します。そのため、気密シートでシャットアウトするという考え方なのですが、
この気密シートは、必ず劣化します。劣化しても交換は出来ませんので、『結露が発生する家』となるのです。
われわれは、ドイツ生まれの断熱材ECOボードを採用しています。
このECOボードは水蒸気を透します。壁の中には水蒸気が入っても結露は発生しない為、
気密シートは必要ないのです。
水蒸気の移動を止めると、壁にも窓ガラスのように結露が発生します。
人間にとって『第三の皮膚』である『家の外皮』も呼吸できなければ蒸れるのです。
新築時にいくら性能が良かろうが、それが持続しなければ何の意味も成しません。
持続してこそ本当の高性能、価値がある家だと考えます。
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