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imaizumi blog

とある建築会合にて

2025.08.06

先日の事、日頃大変お世話になっています耐震構法SE構法のプチ会合がありまして

 

 

久しぶりにお会いすることが出来たとある工務店の社長さんと最近の情報共有も含め、

 

 

お話をさせていただきました。

 

 

話題は、最近どう?なんて話から始まり競合のハウスメーカーさんは?

 

 

なんて話。

 

 

そして、直近のお客さんでハウスメーカーさんと悩んでいて最終的にハウスメーカーさんが数百万円の値引きをしてくれるから

 

 

そちらと今は値引き合戦をしているよ。

 

 

と、おっしゃってました。

 

 

 

というお話。

 

 

弊社kotori では、『値引き』っていう概念が無くて。

 

 

逆に『値引き』=『手抜き』だと考えています。

 

 

勿論、こんな事はその会合では言ってませんが、正直なところはそう思っています。

 

 

建築業界って多くのケースは、請負いという契約で業者間もそうですし、お客さんともそうですが、

 

 

契約を結ばせていただきます。この請負う(請け)の意味は、

 

 

例えば、大工さんへこの内容の工事を100万円でやってくれない?

 

 

この問いに対して、大工さんが分かりました100万円で請け負います。と言えば契約締結です。

 

 

そして、この100万円の中で大工さんが、例えば100の人に作業してもらい1日で終われば、大工さんの日当は10,000円となります。

 

 

同じく、1人の大工さんが100日間かけて作業をしたら大工さんの日当は10,000円ですね。(ただし、その他の経費はとりあえず無視したとする。)

 

 

ところが、10人の大工さんが、5日で作業を終えたらどうでしょう? 日当は20,000円となりますよね。

 

 

この差を考えていくことにより、利益を生み出していくのが『請負い工事』の考え方の基本です。

 

 

最近では、材料は元請けさんが支給して人工(人件費)だけで請け負うこうとが多くなったために

 

 

さらにこの考え方は、重要になっています。

 

 

 

そして、最初の『値引き』の話に戻すと

 

 

100万円の工事を、『請負契約』の中でもっと安くして。

 

 

という事は、手を抜いて早く終わらせるか、日当10,000円ではなくて極端な事をいうと日当5,000円の人にやってもらって。

 

 

という事になりませんか?

 

 

 

これは、あくまでも私の公人的な考えに過ぎないかも分かりませんが、私はそう考えています。

 

 

その考えに基づくと、必然的に業者さんへの値引き交渉は、誠心誠意ある作業をしてください。

 

 

とはならない。

 

 

kotori は、誠心誠意ある丁寧な仕事をしたい。

 

 

そう考えたら、多少の交渉はすべきだと思いますが、あまり無茶を言っても後々自分にかえって来るだけなのです。