Loading...

staff blog

室温と不快指数と体感温度

2023.06.30

こんにちは。二児の父の鈴木です。

 

 

 

『エアコンの設定温度は何℃にするべきなのか?』と聞かれると

 

 

 

多くの方はきっと『28℃』だと答えるかと思います。

 

 

 

では、その『28℃』はどこから来た数字なのか、皆さんご存じでしょうか。

 

 

 

2005年から環境省が推進している『COOLBIZ(クールビズ)』の中で

 

 

 

適正な室温の目安として『28℃』が設定されました。

 

 

 

建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令』や

 

 

 

労働安全衛生法の『事務所衛生基準規則』では

 

 

 

『室温18~28℃、相対湿度40~70%、室内の気流は0.5m/s以下』と定められており

 

 

 

クールビズの『28℃』はこれらに基づいています。

 

 

 

これは『エアコンの設定温度を28℃にしましょう。』という話しではなく

 

 

 

あくまで室温の目安として『28℃を上限にしましょう。』という事です。

 

 

 

※ちなみに節電とはあまり関係ありません。

 

 

 

実際には、気温や湿度、風速や着衣量など様々な要因によって体感温度は変わるので

 

 

 

無理をしない範囲で室温を管理されると良いと思います。

 

 

 

例えば湿度と風速は体感温度と密接な関係にあります。

 

 

 

 

 

 

上の図は、夏の暑さを数量的に表した『不快指数』と呼ばれる指標です。

 

 

 

『室温30℃、相対湿度70%』の室内は、そこにいる全員が不快に感じますが

 

 

 

『室温30℃、相対湿度50%』の室内では、不快に感じる人数が減ります。

 

 

 

暑い日は扇風機やサーキュレーターをつける方も多いかと思いますが

 

 

 

風速が1m/s増えるごとに体感温度は1℃下がると言われています。

 

 

 

エアコンは優秀な空調設備ですが、他にも湿度や風速のコントロールをすることで

 

 

 

快適性を保ったまま、ある程度節電することもできると思います。

recommend