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海外製食洗機の乾燥力

2025.08.03

こんにちは。

 

 

 

気付けば、ここのところ私たちが建てるお家には

 

 

 

9割以上、採用されている海外製の食洗機。

 

 

 

 

 

 

多くの海外メーカーの中、大体、ミーレかボッシュかガゲナウで

 

 

 

悩まれることが多いと感じています。

 

 

 

海外製の食洗機と、国産の食洗機の多くで、開閉方法が異なるのは有名ですが

 

 

 

国産の食洗機が『食器洗い乾燥機』なのに対して

 

 

 

海外製の食洗機の多くが『食器洗い機』である、という違いもあります。

 

 

 

国産は、食器洗いの後、温風で強制的に食器を乾燥させるのに対して

 

 

 

海外製は運転後の余熱乾燥が基本となります。

 

 

 

海外ではどちらかというとエコであることのほうが重要視されているので

 

 

 

エネルギーを消費させてまで乾燥力を高めるという考え方は難しいのです。

 

 

 

それでもなんとか乾燥力の向上を実現しようと、各社とも独自の工夫を凝らしています。

 

 

 

ミーレの場合は「オートオープン」機能がそれにあたります。

 

 

 

プログラム終了後に自動的に前面扉が数センチ開き

 

 

 

庫内の蒸気を逃がして効率よく乾燥が進むようにします。

 

 

 

現在では幅60cmタイプの食洗機には全てこの機能が搭載されるようになっています。

 

 

 

ガゲナウの場合は「ゼオライトテクノロジー」機能になります。ボッシュにも採用されています。

 

 

 

これまでもエクストラドライという機能もありましたが、2017年4月に新たに組み込まれたシステムです。

 

 

 

庫内にセットされたゼオライトが、運転時の水分に反応して発熱をすることで、温風を発生させて庫内の乾燥を促す仕組みです。

 

 

 

水分と反応して発熱するのは少し不思議に感じますが

 

 

 

同じ原理を利用したものにユニクロのヒートテックがあります。

 

 

 

汗を吸着して発熱しますよね。

 

 

 

どちらも乾燥のために新たにエネルギーを使わせることなく、物理的反応を上手く利用して乾燥力アップを実現しているところが素晴らしいと思います。

 

 

 

機能、性能的には厳密に言えばメーカーごとの差異はありますが

 

 

 

正直、どれも高いレベルでの差異なので、どれをお選びいただいても

 

 

 

ご満足いただけると思います。

 

 

 

あとは、微妙に寸法が異なるものもあるので

 

 

 

製作キッチンの場合は問題ありませんが

 

 

 

既製品のシステムキッチンの場合には

 

 

 

そもそも選択肢がない場合もあります。

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