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新しい年のはじまりに、鈴鹿の椿大社へ初詣に出かけました。
大きな鳥居をくぐり、玉砂利を踏みしめながら境内へと進むと、
まず感じたのは建築そのものの美しさです。
簡素でありながら凛とした佇まいの社殿や、軸線の通った配置は、
日本の建築が持つ「引き算の美」をあらためて教えてくれます。
けれど、椿大社の魅力は建物だけではありません。
本殿を包み込むように立ち並ぶ、杉をはじめとした古く大きな木々。
その圧倒的な存在感が、静けさと奥行きのある世界観をつくり出していました。

人の手でつくられた建築と、長い年月を生きてきた自然が、
競うことなく寄り添っている。
そんな関係性が、とても心地よく感じられます。

設計の仕事をしていると、「建物をどうつくるか」に意識が向きがちですが、
本当に大切なのは「どんな環境の中に、どう在るか」なのだと、
あらためて気づかされました。
空気の質、光の入り方、木々の揺らぎや香りまで含めて、
ひとつの空間体験なのだと思います。
上品で、けれどどこか親しみやすい。
椿大社で感じたこの感覚は、これからの住まいづくりにも
静かに重ねていきたい価値観です。
本年も、時間とともに味わいを増し、環境と美しく調和する住まいを、
一棟一棟丁寧に考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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