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静かに暮らしを包みこむ「安心」という価値は、どれほど時代が移り変わっても
住まいにとって最も大切なものだと感じています。
私たちが採用している SE構法 は、その安心を揺るぎないものにするための、ひとつの確かな答えです。

SE構法は、これまでに全国で約3万棟の住宅が建てられてきました。
そして、その長い歴史の中で幾度となく大地震が起きましたが、倒壊事故は“ゼロ”。
この事実は、単なる数字の並びではありません。
住まいに身を寄せる家族が、どれほど不安な夜を過ごしたとしても
構造が静かに、確かに、守り抜いてくれたという証拠です。
私はこの実績を見るたびに、「もはや地震で倒壊することはない」と言い切って差し支えない、とさえ思っています。
とはいえ、構造の信頼性をつくり出すのは“工法そのもの”だけではありません。
近年は、許容応力度計算が広く浸透しつつあり、「構造計算をしているから安心」という空気も生まれています。
しかし実際には、計算の理解度や精度、設計者の経験値によって、安全性のレベルは大きく変わってしまうのです。
SE構法では、柱一本、梁一本の太さから、接合金物、地震時の揺れ方
さらには建物全体の変形量まで、細かく数値解析しながら、最適な骨組みを導き出します。
専用ソフトによる解析に加え、構造専門のスタッフがチェックし
さらに第三者の最終審査が入るという “三重の構造チェック” が行われる点も特徴です。
いわば、感覚や慣習ではなく、科学的な根拠に基づく住まいづくりなのです。

もしご検討中の方がいらっしゃれば、ぜひ一度、構造の“裏側”に目を向けていただきたい。
住まいの美しさや使い勝手は、図面でも写真でも伝わります。
しかし、家族を守る力は、見えない部分にこそ宿ります。
地震が起きた瞬間のたった数秒。
そのわずかな時間に、家族の未来が左右されるとしたら
構造にこだわるという選択は、決して贅沢ではなく、ごく自然な判断ではないでしょうか。
私たちはこれからも、表からは見えない“骨組みの美しさ”に向き合いながら、永く安心が続く住まいをお届けしてまいります。
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