Loading...

staff blog

木繊維断熱材で実現する、一年中心地よい住まい

2025.11.25

住宅の快適性を語る上で、断熱材の性能は欠かせません。

室温を保つだけでなく、体感として心地よい環境をつくることが重要です。

当社では、その理想を叶える素材として木繊維断熱材をおすすめしています。

木繊維断熱材の断面イメージ

木繊維断熱材は、熱伝導率が低いため、

外部から伝わる熱の量が少なく

冬は寒さを、夏は暑さを室内に伝えにくい特性があります。

さらに、熱拡散率も低いため、熱が伝わるスピードが遅く

急な温度変化に左右されにくいのが特徴です。

このため、季節や時間帯にかかわらず、室内の温度が穏やかに保たれます。

他の一般的な断熱材と比較すると、その違いは明確です。

断熱材 熱伝導率 熱拡散率 コメント
木繊維断熱材 0.038 W/mK 0.09 mm²/s 伝わる熱の量が少なく、伝わるスピードも遅い
グラスウール 0.040 W/mK 0.22 mm²/s 熱は伝えにくいが、熱が伝わるスピードは木繊維の約2.5倍
吹き付けウレタンフォーム 0.035 W/mK 0.13 mm²/s 気密性は高いが、熱の蓄積感はやや弱い
セルロースファイバー 0.040 W/mK 0.12 mm²/s 自然素材だが、熱の伝わるスピードは木繊維より速い

この表からもわかるように、

木繊維断熱材は熱の量が少なく、伝わるスピードも遅いため、自然な温もりとひんやり感が両立しています。

壁の中で熱をゆっくり蓄え、季節や日射の変化に応じて室内環境を穏やかに整えてくれます。

室温変化の比較

さらに木繊維断熱材は調湿性や防音性にも優れ、木のぬくもりを感じながら暮らす快適な住まいに最適です。

単なる断熱性能だけでなく、暮らしの質そのものを高める素材と言えるでしょう。

当社では、この特性を活かした設計で、快適性と美しさを両立した住まいをご提供しています。

施工事例や設計プランのご紹介も可能ですので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

contact