works
岡崎市北部の街中にあるこの建物は、もともとテナントとして使われていた空間を
私たちのスタジオとしてリノベーションしたものです。
街の喧騒から少し離れつつ、日常の便利さも感じられる立地。
そんな場所で、私たちは機能性と居心地のよさの両立を大切にしました。
空間の印象はシンプルにまとめつつ、間仕切りや造り付け家具には手仕事の
温かみを感じられるディテールを取り入れました。
無駄な装飾はそぎ落としつつ、上質さをしっかりと漂わせる。
だからこそ、置かれた家具や照明器具が自然に映え、空間全体が静かに息づいているように感じられます。
光や視線の流れも大切にしています。
窓から差し込む柔らかな光が、家具や照明の陰影をそっと浮かび上がらせ、心地よい空気を作り出します。
小さな間仕切りや造作家具も、ただ空間を仕切るのではなく
視線や光の通り道を意識したデザインに。
そうすることで、奥行きと連続性を持った居心地のいいスタジオに仕上がりました。
この空間は、作業をするためだけの場所ではありません。
訪れる人がふと立ち止まり、家具や照明、手仕事の質感に目を向けたくなる、そんな空間です。
静かな街中の中に、上質さと温かみをそっと共存させ、デザインを楽しむための舞台として生まれ変わりました。
毎日をここで過ごすひとときが、自然に心地よく、少し特別に感じられる。そんなスタジオです。



 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
									 
									 
									 
									