2021.06.28
category:新着情報
こんばんは
豊川市内、先程から雨が降ってまいりました。
今週は梅雨らしく雨の日が多くなるそうです。
さて、今日は910。
この数字についてです。
建築関係、特に住宅に関わる方だと凄く親近感がある数字だと思います。
910は910㎜。約1m弱。
日本の木造建築に用いられることが多く、日本の古からある面積を表す方法「尺貫法」によって表される数値です。
縦横910㎜の□が1グリッド、約半畳。3尺とも言われたりします。
910㎜が2つ並ぶと、1820㎜。畳1枚の長手方向です。これを1間と呼びます。(3尺+3尺=1間)
ほとんどの日本住宅でしたら、この尺貫法の寸法を元に、部屋の大きさなどを考えていきます。
それに合わせて、材料なども全て尺貫法を元にサイズが決定しています。
↓この写真の、梁も天井下地となる胴縁も全て尺貫法の寸法で決まっています。
今となっては、全く気にせず使っている、910の数値ですが
もっと分かりやすく、キリのいい1m、1000㎜の方がいいのにと思いながら、慣れるまでは苦労しました。
調べてみると、この910は体のサイズが由来だそうです。
1尺=303㎜、だいたい肘から手首までの長さ
3尺=910㎜、人が座った時の大きさ
1間=1820㎜、人が寝た時の大きさ
このように、尺の倍数に従って人間のサイズが当てはめられています。
日本人よりも体格が大きいことから、アメリカだと、
1200㎜=1フィートが基準の寸法だそうです。
納得です。
近年では、住宅会社でも尺貫法ではなく、1mを基準とした住宅設計もあるようです。
機会があれば1mグリッドで計画したお家も見てみたいです。
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