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三陸の旅3 住田町

2016.11.01

住田町の新しい役場を見てきました

 

 

プロポーザルを経て2014年に竣工した建物です。

 

 

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地元の材木・設備で加工が可能な中断面集成材の組合せで作られた、22mスパンの大空間です。

 

 

構造はレンズ型木造トラス構造というようです。

 

 

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執務空間は柱も壁もない一室空間で、見通しがいいです。

 

 

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構造材あらわしのケラバ部分見上げ。

 

 

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計49組のトラス梁の繰り返しが、大きな庇をつくっています。

 

 

構造材だけでなく、仕上げ材のスギもすべて地元で調達したものです。

 

 

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川を渡り町へ。蔵が建ち並ぶ宿場町です。

 

 

 

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軒を深くとるために跳ね出しで受けている面白いディテール。

 

 

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住民交流拠点施設の「まちや世田米駅」。

 

 

機能は交流スペース、まち家体験スペース、ギャラリー、レストラン、カフェ、オフィスなど。

 

 

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良さそうな椅子を発見。

 

 

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坂を上り、世田米中学校へ。地元のスギを使ってデザインされた学習机。

 

 

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卒業の時に天板はプレゼントされるそうです。

 

 

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川にかかる流れ橋。

 

 

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簡素な構造で、大雨の際にはワイヤーロープでつながれた橋板が浮き、

 

 

橋脚は流れに逆らわない形で倒れます。

 

 

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設計図などはなく、住民の勘と経験に基づく手作業で復元されます。

 

 

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県や市に与えられる橋ではなく、自分たちの技術で作れるのがポイントです。