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staff blog

2014.10.06

台風が去っても一日風の強い豊川です

 

 

風雨が強い地域の公共建築になると、

 

 

模型を使った「風洞実験」という実験で、

 

 

風の流れ方や強さを確かめたりしますが、

 

 

これは風のシミュレーション(計算)が難しいためです

 

 

気圧や温度、湿度、そこにある物体の大きさや形や滑らかさなど、

 

 

風に影響を与える要因がとても多く、風は繊細です

 

 

現在、住宅を設計するときは、

 

 

風に耐えられる強度にすることはもちろんですが、

 

 

経験的に、向かい合わせで窓を設けたり、

 

 

低い位置と高い位置の窓を組み合わせたりして、

 

 

風通しがよくなるように工夫をします

 

 

さすがに、住宅ひとつひとつで風洞実験を行うわけにはいきませんが、

 

 

将来、風のシミュレーションが個人のパソコンでもできるようになると、

 

 

開口部の取り方や屋根の高さ、家の向きの決め方など、

 

 

設計の方法に少なくない影響を与えると思われます