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imaizumi blog

現場監督。

2023.02.18

まず現場監督とは。。。

 

 

建築や土木などの工事に関わる現場において工期や予算、安全、そして品質を守り、

 

 

設計図をカタチにするために現場全般をとりまとめる役割の人ですね。

 

 

 

 

 

私、今泉も現場監督をして25年が経ちますが、私が考える本当に優秀な現場監督とは、というお話をさせていただきます。

 

 

 

冒頭で言ったような管理項目

 

 

①工期(工程管理)

 

 

②予算(原価管理)

 

 

③安全管理

 

 

④品質管理は勿論ですが、

 

 

現在は加えて⑤つ目に環境管理が言われています。

 

 

まずはこの⑤つの管理が出来ること。

 

 

 

この管理項目ですが、実は現場の規模・用途によってどれが1番大切か?

 

 

勿論全て大切ですが中でもどれを誰に対して重要視するか?

 

 

という事が変わってくると思います。

 

 

例えば大規模のデパート建築現場の監督だったとします。

 

 

オープンの日にちは既に決まっています。

 

 

近隣の住民の方々もいます。

 

 

広告宣伝も、デパート内に出店するショップさんも準備をしています。

 

 

となれば、他の管理項目も大切ですが、まず第1に工程管理となってくる訳です。

 

 

ただし、決して安全管理や品質を落として良いという事ではありません。

 

 

 

一方で戸建ての注文住宅の場合はどうでしょう?

 

 

先程の①~⑤項目の何が重要視されるでしょうか?

 

 

ここが本日のポイントですが、答えは住宅会社によって違うのではないかと私は考えるのです。

 

 

大手ハウスメーカーであれば品質管理かも知れないが、

 

 

ローコスト住宅メーカーであれば予算原価管理、

 

 

そして工期(工程管理)になると思われます。

 

 

 

ここは各社それぞれの考え方ですので、どれが正解という事はないと思いますが、

 

 

私の個人的意見として聞いて欲しいのですが、

 

 

注文住宅は特に品質管理に重点を置くべきだと思っています。

 

 

 

 

 

 

そのように考えることができるかどうか?

 

 

例えば工期が間に合わないから、職人さんに多少の事はいいから急いで仕事をして。

 

 

と指示するとか、金額が合わないから少し安い材料を使って。だとか。。。

 

 

 

これはそれぞれの監督個人の判断である場合と会社(トップや上司)の判断である場合はありますが、

 

 

いずれにせよ、施主から見たら同じ事です。

 

 

さらに厄介なケースは、下請け業者さんや職人さんが自らの判断でこういう事をしてしまった場合で、現場監督も気がつかない場合は最悪ですよね。

 

 

もはや、人間性の問題です。

 

 

 

では、こういった問題に対してどう対応していけば良いのか?

 

 

というところですが、私はこう考えます。

 

 

 

業者さんや職人さんも皆同じ人間です。

 

 

それぞれ家庭を持ち、ご家族もいます。もしかしたらその日出勤前に奥さんとケンカをして機嫌が悪いかもしれない。

 

 

とか、少し体調が優れないのかもわからない。

 

 

朝、お子さんがぐずってなかなか保育園に行かずイライラしているのかも知れない。

 

 

 

何があったかは解らないが、現場に来てくださってくれた事に感謝して、本日もありがとうございます。

 

 

今日も一日よろしくお願いします‼と元気よく笑顔で接する。

 

 

そんなちょっとした気遣いをしていき現場の空気感をつくり上げていくのです。

 

 

 

 

 

 

明るく元気な仕事場では必ず皆さん素晴らしい仕事をします。

 

 

淀んだ空気感で風通しの悪い現場では、いくら腕の良い職人さんでも腕は落ちるでしょう。

 

 

 

結果しわ寄せはお施主さんにいってしまうのです。

 

 

長くなりましたが、結論私が考える本当の現場監督とは、①~⑤は当然であり、

 

 

職人さん達の感情なども上手にコントロールでき、

 

 

現場の空気感をつくり上げられる人。

 

 

 

という事だと思います。