imaizumi blog
建築屋の裏話。。。
昨今、『職人さん不足』この話を聞いたことある方もいると思いますが、実際はどうなんだろう。
結論から言うと、本当に不足しているのが現状です。
普通に考えても解ると思いますが、少子高齢化に伴い熟練した職人さんが高齢になり引退し、
その後を継ぐ若手がいない。
昔俗に言った建設業界の 3K『きつい、危険、汚い』もあり、本当に職人さん不足です。
そうなってくると大手ハウスメーカーやゼネコン、中堅クラスの工務店などの年間たくさんの棟数をこなす会社は誰でもいいから施工して。
とならざるを得ず、思うような職人さんが思い通りの施工をできなくなります。
最悪のケース欠陥住宅になりかねません。
では逆に小さな工務店なら良いのか。
というと、小さな工務店の場合は全てとは言いませんが、ほとんどの場合、専属大工が施工します。
これは年間施工棟数が少ない為にできることで、
この場合は、確かな技術でしっかりと仕事をしているイメージがあります。
個人差があるとは思うし、私の個人的な考え方ではありますが、
私は、自分の家を建ててくださる全ての職人さんを知りたい(出来れば前もって)
そして相手(職人さん)にも自分(施主)を知ってもらいたいですね。
建築ってこの先どう変化してゆくか分かりませんが、
全てが既製品や機械製作になるとは到底考えにくく、
どこかに人間の手仕事が加わっていくと私は思っているので、
その手仕事の部分をどう表現するかによってその会社のデザインや個性、カラーが出ると思っています。
もっと言うと、建物の良し悪しが出ると思う。
私はこれからも、個性ある建物を仲間と共につくっていきたい。
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