imaizumi blog
おはようございます。
めっきり秋の涼しさ、朝から窓を開けると本当に気持ちが良い一日が始まる感じがします。
さて本日は、耐震等級について。
『耐震等級』とよく耳にすると思いますが、一般的によく言う耐震等級にも種類があるのはご存知でしょうか?
構造計算を実施して取得する耐震等級と性能表示計算の耐震等級では実はレベルが違うのです。
驚きですよね。
現在、日本の建築基準法では、建物の安全性を確認する方法が大きく分けて次に挙げる3通りがあります。
①仕様規定によるもの
②住宅性能表示に基づく計算によるもの
③構造計算によるもの
①仕様規定というものは、『日本で家を建てるなら、建築基準法上最低でもこれだけの安全性だけは確保してください。』という、
最低限の計算方法となります。これが、俗に言う壁量計算と呼ばれるもので、
至って簡易的で多くの工務店では、この基準を満たした計算方法で建築している場合が多いとのが現実です。
つぎに②性能表示計算というものがあり、この計算方法では、耐震等級2、耐震等級3などの基準を満たす建物にすれば、
公に表示出来る建物となります。ビルダーや、大手ハウスメーカーさんの基準がこちらになります。
性能表示計算は壁量、配置バランス倍率、接合部、基礎、横架材のチェック等がありますが、バランスについて検討する簡易計算では
基礎や横架材についてはスパン表を用いるだけで、一棟一棟に計算はしていないのが現実です。
そして最後に一番精度および信頼性の高い計算方法である構造計算という許容応力度計算があります。
さらには構造計算には次の3通りあります。
- 許容応力度計算
- 保有水平耐力計算
- 限界耐力計算
建築基準法上、木造建物においては主に許容応力度計算が用いられています。
当然のことながら耐震構法SE構法では、全棟においてこの構造計算(許容応力度計算)を用いて建物を計算しています。
したがって、これらの違いにより一般的に言われている『耐震等級』にも大きな違いがうまれてしまうのです。
これを知らずに耐震等級を語るのは少し怖いものです。
皆さんもお家の建築をご検討の際には、今一度我が家はどの計算方法で導き出した『耐震等級』であるのか
ご確認されることを強くお勧めしたいと思います。
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