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缶コーヒーに学ぶ断熱性能

2021.12.16

こんにちは

 

 

 

最近は、めっきりと寒くなり

 

 

事務所でも現場でも、あたたかいコーヒーを飲むことが多くなってきました。

 

 

 

みなさん、自動販売機で買ったホットコーヒーの缶を振ったら

 

 

急に熱くなって手で持てなくなってしまった経験はありませんか?

 

 

 

これは、缶を振ったことによって中のコーヒーが対流を起こし

 

 

それによって放熱されやすくなるために起こる現象です。

 

 

熱いコーヒーの缶を手で持つ場合、中のコーヒーは、なるべく対流させない方が良いです。

 

 

 

これを建築に応用させたのが、断熱材や、近年の窓ガラスに採用されている複層ガラス、トリプルガラスなどです。

 

 

乾燥空気は基本的に、熱を伝えにくいです。

 

 

ですが、対流することによって、熱を伝えやすい状態になってしまいます。

 

 

 

断熱材は、ウールや気泡によって乾燥空気を細かく分断して

 

 

対流を起こしにくくすることで断熱性能を発揮。

 

 

 

窓ガラスは、ガラスとガラスの間に、およそ12㎜までの乾燥空気層、またはガス層を

 

 

はさむことによって、断熱性能を発揮しています。

 

 

 

空気層やガス層が厚くなればなるほど性能が向上するかと言うとそうでもなく

 

 

厚すぎると、今度は内部の空気やガスが温度による密度の差によって対流を起こし

 

 

熱を伝えやすくなってしまいます。

 

 

 

中学生くらいまでの物理のお話し。

 

 

四半世紀ほど前、当時は何のための勉強なのかサッパリわかりませんでしたが

 

 

どっこい、今でも現役で役にたっている知識です。