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愛知県で注文住宅を検討されている方とお話ししていると
間取りやデザインの話題と同じくらい
「この家は本当に安心なのか」「長く住み続けられる構造なのか」といった
目に見えない部分への関心が高まっていることを感じます。
情報があふれる今だからこそ、何を基準に選べばいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
愛知という地域は、都市部と郊外で住環境が大きく異なり、敷地条件も多様です。
限られた敷地で開放感を出したいケースもあれば
ゆとりある土地で大空間や吹き抜けを取り入れたいというご要望もあります。
そうした設計の自由度を支えているのが、実は「構造」の選択です。

どれだけ魅力的な間取りでも、構造的に無理があれば、安心して暮らし続けることはできません。
私たちは、愛知で注文住宅を手がける中で、SE構法という木造ラーメン構法を専門に扱っています。
SE構法は、構造計算をきちんと行い、梁や柱の一本一本にどの程度の力がかかるのかを
数値で確認しながら設計できる工法です。
そのため、大開口や大空間、壁を極力減らした間取りでも、構造的な裏付けを持って計画することができます。
実は、SE構法を専門として取り組んでいる工務店は、愛知県内でも多くはありません。
私たちは、その中でもSE構法に特化し
設計から施工まで一貫して向き合っている専門店として、日々家づくりを行っています。
特別なことをしている意識はありませんが、構造を深く理解しているからこそ
設計の段階で「できること」と「やるべきでないこと」を正直にお伝えできるのは
専門店としての大きな役割だと考えています。
SE構法の良さは、単に地震に強いという点だけではありません。
構造が安定していることで、空間に余白が生まれ、光や風の通り道を素直に設計できます。
愛知の住宅では、外からの視線や周辺環境を考慮しつつ
内側に向かって開くプランが求められることも多く、柱や壁に縛られにくい構造は、住み心地に直結します。
また、将来の暮らしの変化に対応しやすいのも特徴のひとつです。
家族構成が変わったときに間取りを見直したり、空間の使い方を変えたりすることを前提に考えられるのは
長く住うえで大きな安心材料になります。

今の暮らしだけでなく、10年後、20年後を想像しながら家づくりを進められるのは
構造がしっかりしているからこそです。
注文住宅というと、どうしても「デザイン」や「設備」に目が向きがちですが
日々の静けさや安心感を支えているのは、完成後には見えなくなる部分です。
愛知で注文住宅を考えるなら、構造という視点を一度立ち止まって考えてみることも
後悔しない家づくりにつながると感じています。
家は、住み始めてからが本当のスタートです。
ふとした瞬間に感じる開放感や、地震への不安が少ないという安心感が
日常を静かに支えてくれます。
愛知で注文住宅を検討されている方にとって、SE構法という選択肢
そして専門店という存在が、家づくりを考えるひとつの判断材料になれば嬉しく思います。
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